HAPPYEND

2025.07.06

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㊗アジア大ヒット!凱旋上映記念舞台挨拶🎥

昨年の10月4日に日本公開した『HAPPYEND』
公開するやいなや、「テーマ性、映像、全てが素晴らしい」「近未来の話なのにリアル」「大傑作。特別な作品になった」と熱量の高い口コミが広がり、ロングラン上映となりました。
シンガポール、台湾、タイ、香港などアジア各国での上映が広がっている最中、4月30日より公開が始まった韓国では初日に観客動員数が1万人を突破。この度、韓国での観客動員数10万人を記念して、日本での凱旋上映を実施、そして空音央監督、ユウタ役の栗原颯人さん、コウ役の日高由起刀さん、アタちゃん役の林裕太さん、トム役のARAZIさん、フミ役の祷キララさんが再集結して舞台挨拶を行いました。

チケット即完!!日本公開時の舞台挨拶ぶりに監督&キャスト大集結!
満員御礼の会場からの熱烈な拍手とともに、キャスト&監督がお揃いの韓国グッズTシャツを身に着けて登場。この人数が集合するのは、昨年10月に行われた公開記念舞台挨拶以来で約半年以上ぶり。その際に祷は参加していなかったためこのメンバーで集まるのは初めて。
初めに空監督から一言「韓国でのヒットを受けて日本での再上映できてとても幸せです。こんなに久しぶりにみんなと集まれて嬉しいです。ありがとうございます」と挨拶をした。次に栗原さんが挨拶すると会場から黄色い歓声が!「暑い中ありがとうございます。日本で公開してからおよそ9か月、まだまだ多くの方に観てもらえるのが嬉しいです」と挨拶。日高さんも「久しぶりの日本での舞台挨拶で嬉しいです。楽しみたいと思います」と続けて挨拶した。

MCの「韓国でのヒットをどのように受け止めていますか」という質問に空監督は「単純に嬉しいです」と満面の笑みで答え、「今日Instagramを見ると韓国から来ている人もいるようで、来てる人います?」と会場内に問いかけると、なんと15名ほどの手が挙がり、改めて韓国での熱量の高い人気を実感。続けて空監督は「本当に韓国の熱気にはやられました。インディペンデント映画で、特にこの作品はアート系なのにも関わらず、これだけ多くの方に刺さったのが嬉しい。ありがとうございます」と答えた。

先週行われた韓国での大ヒット記念の舞台挨拶に登壇した栗原さんは「お客さんの層が韓国と日本ではまた違うんです。8割くらいが10代20代の女性で、登壇したら「キャー!」ってアイドルなのかというくらい言われて、鼻の下伸ばしてました(笑)」と一緒に登壇した日高さん、林さんと顔を見合わせ笑いながら話した。続けて日高さんは「いろんな方に刺さる映画だと僕らも思っているので、こうやって今日も日本でいろんな方に見てもらえて嬉しいです」と再上映の喜びを語った。林さんも、「楽しかったですし、こんな愛され方があるんだなと日本と違いを実感しました」と韓国遠征を振り返った。


SNSで栗原と日高が”じゃがバター”の愛称で呼ばれることについて、日高さんは「僕も何故かわからないですが、“じゃがいも”って呼ばれていて(おそらくトレードマークの坊主頭からの愛称)、颯人(栗原さん)が1回目の韓国遠征時に金髪にしててそれがバターに見えたらしく、空監督がSNSに僕らのツーショットを載せたのが拡散されて”じゃがバター”と呼ばれることになりました」と経緯を説明。「2回目に韓国に行った時は、颯人の髪が黒くなっていて、ゆうちゃん(林さん)もいたから”のり塩じゃがいも”になりました(笑)」と話すと会場から微笑ましい笑い声が。
本作で生徒役が勢ぞろいするのは昨年の10月ぶりとのことで、久しぶりの再会をしたARAZIさんは「最初からそわそわしてて…、いまもそわそわしているんですけど(笑)みんな変わらず仲良しです」と話し、今回生徒役のみんなと登壇するのが初めてで、今日お客さんと一緒にスクリーンで映画を見た祷さんは「改めて、すごく良い映画だと思いました。わたしが演じたフミは撮影の時は意識してなかったけど、ユウタとコウとフミの三角関係がやはり見れば見るほど浮かび上がってくるなと思いました。あと林さん演じたアタちゃんがムキムキだったなって(笑)。ARAZIさん演じたトムが私は本当に大好きで、トムがいるからみんなの空気が出来上がってっていうのがすごく伝わってきました」と本作への想いをしみじみと述べた。


またMCからの空監督の現場での演技指導や演出について聞かれると、本作が初演技だった日高さんは「特に演出というのはなかったのですが、”青春”で仲のいい高校生というのもあったので、初めは演技というより距離感を学びました」、同じく初演技の栗原さんも「撮影する2か月前からワークショップで距離感のはかり方とか練習をしていろいろなことを学びました」と答え、今ではすっかり俳優として大活躍している2人が当時の初々しい状況を感慨深く振り返った。祷さんは「私は1、2回参加して、演技というよりもみんなでゲームのようなものをして、緊張をほぐしきってから少しシーンをやってみるということをやりました。それは他の映画ではあまりないことだったなと。キャストが決まってそこから少しずつ構築していきましたが、他のみんなは撮影中も、帰ったら次のシーンの読み合わせをしていたので、その分密度が上がっていったのかなと思っています」と監督独特のコミュニケーション方法を絶賛、撮影当時を振り返った。


そして公開当時から現在までSNSで投稿された絶賛コメントがサプライズでバックスクリーンに投影され、“オープニングからワクワクする” ”20歳になる手前に観れてよかった” ”どうしようもなくキンパ食べてたくなる” ”大好き!一生大切にする!” ”色んな人と語りたくなる”など愛の溢れるコメントにキャストも大喜び。中でも「大切な友達のことを思い出して大事な友達のことを思い出した」というコメントに対し、祷さんが「これ、空さんが脚本の段階で初めの頃にみんなに言ってたことじゃない?」と問いかけると、監督さんが「脚本の始まる手前のページでスタッフとキャスト用に目標になるために一文書いて「この映画は“観終わったら無性に友達に電話したくなる映画”というふうに書いたのでそれがほんとうに一番の狙いでした。しばらく距離ができてしまった友人と久しぶりに話してみるのは大事なことでもあるし、こうして今政治的分断がどんどん構築されていて、そうじゃなくてルーツに立ち戻って話してみるのがいかに大切かっていうのが身に沁みるのでそう思ってくれて嬉しいです」と伝えたいメッセージが届いている喜びを嚙み締めた。

ちょうど2年前の暑い時期に撮影された本作。みんな汗を流しながら撮影していたようで、中でも林の“汗待ちの時間”があったようでそれに関して林さんは「僕が毎回すごく汗をかくのでメイクさんや衣装さんに衣装を乾かしてもらっていて…」みんなに『林君まだ~?』って言われてました」と振り返り、撮影中も本当の学校のように和気あいあいと撮影されていたよう。
ARAZIさんは本当に撮影中に学校の宿題をしていたようで、音楽研究室で撮影されたトムが宿題をするシーンは実際のARAZIさんが宿題だったという公開当時には明かされなかった裏話まで飛び出した。
フォトセッションでは「㊗アジア大ヒット」と一文字ずつ書かれた手持ち団扇をキャストと監督が持ち、会場が大盛上がり。さらに団扇を裏返すと「愛してるよー!」と栗原さん演じるコウがユウタに放つ印象的なセリフが!!思わず実際に栗原さんが「愛してるよー!」と叫び、会場内からも歓声の声が沸いた。

最後に空監督から、「愛してるよ~(笑)まだまだ『HAPPYEND』これからもよろしくお願いします。ぜひ友達に電話してみてください。9月からアメリカでそこからフランスなど広がっていくのを楽しみにしてますし、みなさんも友達に勧めてください。本日はありがとうございました」と話し、和やかながらに大盛り上がりのままイベントは終了しました。
なお、本作は1週間限定で7/10(木)まで新宿ピカデリーにて英語字幕付きで上映中。
日本公開から半年以上経てなお、韓国をはじめアジア各国で話題を集め続ける本作をお見逃しなく!!

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